令和2年1月5日(日) 、 本日は、年頭に当たり、皆様に「書評」をお届けします。「令和日本・再生計画」(令和1年6月刊)の一書です。著者は、安倍内閣、前内閣官房参与の藤井聡氏です。
この書の趣旨は、日本政府は「緊縮財政」を止めて「財政出動]して「国民所得」を上げよ。「国の借金」という妄想から目覚め、政府B/Sバランスシートで、冷静に判断せよというものです。
なぜなら、我が国の名目GNP成長率は平成7(1995)年から20年間で-20%、この間の世界平均が+139%、中国+1,414%。ベトナム+802%。我が国は経済大国の名を平成時代に失ってしまったからです。
この書の結論は「令和八策」の実施です。この中には例えば、科学技術復活予算3兆円/10年、地方創生回廊未来投資12兆円/20年、インフラ長寿命化未来投資4兆円/年等々が記されています。
詳細は著書をご覧頂きたいと思いますが、読むほどに、現状への不信、将来構想への期待が湧いてきます。必要なのは日本国民の「勇気」なのだと思えてきます。
