防災都市建設(防災公園構想)、森林農地環境の保全強化
旧延岡市街地、三北地域を襲った洪水被害は未だ記憶に新しい。今、全国に襲来している豪雨災害は全く他人事ではありません。また、3.11の東日本大震災における「津波」災害も、南海トラフを抱えているこの地域においても決して無縁ではありません。特に、延岡市の沿岸地域では津波が襲った場合、これを避ける方法は、避難塔のみで良いでしょうか。この際、長期計画による「防災公園」の建設に着手すべきだと考えます。この「公園」は日常においては公園であるけれども、災害時には緊急ないし長期避難場所となでしょう。
また、洪水災害の一つの原因として、山林環境の衰弱が考えられます。森林や田畑の保水力の弱体化です。激しい集中豪雨を受ければ避けられない被害もあるでしょうが、森林田畑の保水力を高めておく事は、まずなすべきことです。平成9年の大洪水の記憶を振り返る時、北川ダムの管理体制の徹底はおろそかに出来ない課題です。さらにダムの水質浄化も重要な課題です。