九州中央自動車道の早期実現、自然・食・歴史・文化に内在する地域の活力の復活
延岡は、長い歴史を有する「歴史と伝統文化」のまちです。また、豊かな海・山・川が溢れる自と食文化のまちでもあります。西暦7世紀頃から、延岡は「臼杵」と呼ばれた高千穂にまで及ぶ広大な地域の一つであり、神話伝承の出会いの聖地「笠沙の岬」(愛宕山)があり、宮内庁所管の「天孫ニニギノミコト御陵」を抱えています。また、延岡の歴代藩主「高橋」「有馬「三浦」「牧野」「内藤」に関係する姉妹都市は各地にまたがっています。明治維新後の西南の役の激戦地だった「和田越の戦い」「西郷隆盛宿陣跡」は西郷並びに西郷につき従った群像の心情を彷彿とさせます。歴史を見ることは「己を観る事」。観光とはその地の「光を観る」ことです。歴史から活力を得られる「観光」を促進したいと思います。また、延岡の自然は山川海と広がる広大な観光資源です。隠されている風光明媚な地の光を観たい。北浦のリアス式海岸の明媚の風景は九十九島に劣らない。鏡山からの眺めは青い海と空のコントラストです。三北の山々に入れば、無限の森林浴を楽しめます。また、その地ゆかりの「食」は絶品です。これを延岡観光の目玉にして、交流人口の集積拠点とすべきです。そのためにも、現在進められている「九州中央自動車道」の早期完成は重要な課題です。