第一次産品の輸出力強化
延岡、特に三北地域は農林水産業の拠点として長い歴史を有して来ました。しかし、木材の輸入自由化によって林業が衰退し、現在ではTPP交渉の過程で農業、水産業が危機にさらされています。我が国のみならず、農林水産業は国の第一次産業であり、これを守り抜かねばなりません。鉱工業製品の国際貿易を重視する余りかえりみられる事のなかった第一次産業を充実強化することは国の最重要課題であり、アメリカとのTPP交渉も決して譲歩することなく粘り強い姿勢を貫くべき時です。それと共に第一次産業のイノベーションを推進し「強い農林水産業」の振興を目指すべきです。高付加価値を有した輸出作物の生産や商工業と連携した六次産業化の推進は積極的に推進しなければなりません。地域の再生振興政策でも述べましたが、「木質バイオマス」「休耕地休耕田の活用」は第一次産業の復活強化の一貫であり、この促進を展開してまいります。農林漁業ととものにあった地域は、現在では過疎が進み、少子高齢化に苦しんでいます。この危機を打開するためにも、農林水産業の振興は重要です。