令和3年4月29日(木) 今日「昭和の日」は今から35年前に崩御された昭和天皇の誕生日を記念して制定された。
昭和天皇は「世界の平和」「人類の福祉」「自然の保護」を大切にされた。天皇が残されたお言葉より明らかだ。 天皇は、世界平和を願われながらも、大東亜戦争(太平洋戦争)開戦の承諾を余儀無くされた。
しかも終戦においては、その御決断を一身に担われた。「爆撃にたふれゆく民のうへをおもいひいくさとめけり身はいかならむとも」の御製に明らかだ。
あの戦争には日本国民300万人の命が捧げられた。終戦の詔書は宣戦の所以を「帝国の自存」と「東亜の安定」と記した。結果何百年も白人に支配されたアジアは次々に独立し、現在のASEANを形成した。
失われた300万人の命の意味を思う。親兄弟姉妹そして子や孫を失った悲しみは尽きない。失われた命の価値を偲びたい。
75年も前の出来事なのに、昭和の日にはそんな思いが沸いてくる。捧げられた命の尊さ故だろう。 昭和天皇の願いは、人類の福祉や自然の保護にまで及ばれた。「全地球的慈愛の御精神」に満ちていた。マスコミにはこれを報道して欲しい。今日は昭和を偲ぶ一日としたい。